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ハ行の天然石・まめ知識

<ハ行の天然石のまめ知識>

パール (pearl) 真珠

<硬度> 2.5〜4.5

<産地> (海水産)オーストラリア インドネシア 三重県など (淡水産) 中国 アメリカ 茨城県など

<お取り扱いの注意点>熱に弱く、硬度も低いのでデリケートに扱ってください 汗や皮脂が付きっぱなしになると変質するので 使用後は柔らかい布できれいにふき取ってください。

古代より真珠は女性の美の象徴として君臨してきました 日本では1893年以降「アコヤガイ」での養殖に成功して以来、商業的な真珠の養殖が盛んになったとされています 主な貝は「アコヤガイ」「シロチョウガイ」「クロチョウガイ」「マベガイ」「アワビガイ」などがありますが 貝の種類によって出来上がる真珠のカラーが変わってきます 「クロチョウガイ」では神秘的なブラック・パールが作られます 通常は核を貝に入れて、核を中心に真珠層を巻かせてできるものですが 淡水パールは核を使わずに真珠を作るため、全てが真珠層で出来るパールになりますが 形はまん丸とはいかず、個性的な形のものが多く出来るようです 「ドブガイ」という貝で作られる鳥の翼のような形をした「ウィング・パール」というとても個性的なパールもあります

翡翠 (ジェダイト (jedeite))

<硬度> 6.5〜7

<産地> ミャンマー ロシア アメリカ など

<お取り扱いの注意> 比較的強く、丈夫な石ですが、色が染み付きやすいという特徴があります。 また、超音波洗浄は変色の恐れがあるので避けたほうがいいです。

深みのある緑色が魅力で高貴な雰囲気漂う天然石です  パイロクシーン(輝石)の仲間。 一般的にジェード(翡翠)というと2種類の石があります 1つは硬玉のジェダイト、もう一つは軟玉のネフライトです 色むらのない半透明の最高品質のものは特別にインペリアル・ジェードという名前で呼ばれ、とても価値が高いとされています 

ブラッドストーン (blood stone)

<硬度> 7

<産地> インド ブラジル ロシア など

<お取り扱いの注意> 硬度も高く、紫外線などにも強い石ですが 強い衝撃を受けると剥離してしまう性質がありますので その点は注意してください。 超音波洗浄も避けて下さい。

濃い青みがかったグリーンの中に赤い斑点模様があります なんとも独特な雰囲気の天然石です ジャスパー(碧玉)の一種で 酸化鉄などを含んでいるため赤い斑点ができています かつてはこれはキリストの聖血が碧玉に落ちてしみこんで出来た石だと信じられていました また古代では「ヘリオトロープ heliotrope」と呼ばれていました これはエジプトのヘリオポリスが当時の採掘場であった事とギリシア語の「太陽」を意味する「ヘリオス」と「向く」という意味の「トロポス」が合わさった名前であるとされています 

ブルーレースアゲート (blue lace agate) 

<硬度> 7

<産地> 南アフリカ ブラジル ウルグアイ インド など

<お取り扱いの注意> 比較的強く、取り扱いやすい天然石ですが、長時間 強い紫外線にさらされると色あせることもあるそうなので その点はご注意ください

やさしい色合いのブルーの中に漂うように白いレース模様が入り込んでいる見た目も涼しげで優しい印象の天然石です  カルセドニー(水晶と同じ石英の一種で不透明なもの)の一種ですが、縞模様が視覚的に見えるものはアゲートと呼ばれていますが日本では明確に区別されておらず 縞模様のないものも含めてアゲートと呼んだりしています。 特徴的な縞模様が複雑に現れ、幾何学的な模様になっています このブルーレースはアゲートの中でも特に その淡いブルーと白いレース模様が美しい天然石です   

プレーナイト(プレナイト) (prehnite)

<硬度> 6〜6.5

<産地> オーストラリア インド イギリス など

<お取り扱いの注意点> 熱に弱いです

鉱物採集が趣味だったというオランダのプレン(Prehn)大佐(職業:陸軍軍人)が最初に発見したのでプレン大佐のお名前から付けられたといわれています 和名は「葡萄石」といいます まるでマスカットのようなみずみずしさまで感じるこの石にはぴったりの名前です 中にはカットによりシャトヤンシー効果の現れるものもあり、それらは「プレーナイト・キャッツアイ」とよばれています 

フローライト (fluorite)

<硬度> 4

<産地> アメリカ イギリス カナダ など

<お取り扱いの注意点> 硬度が低く、強い衝撃で割れてしまうこともあります 超音波洗浄もさけてください

このフローライトは紫外線に当てると淡く発光して蛍のような輝きが楽しめるそうです そのためこの石は和名を「蛍石」と呼ばれています 古代ローマ時代にはなんとフローライトで作られたカップが大流行していたそうです キレイなフローライトのカップで飲むお酒はまた格別の味わいだったでしょうね 紫、ピンク、緑、青の重なり合う発色がとてもキレイな天然石です ラテン語の「流れる」を意味する「fluere」に名前の由来があるそうです

ペクトライト (ラリマー (larimar)) 

<硬度> 4.5〜5

<産地> ドミニカ イギリス アメリカ カナダ など

<お取り扱いの注意点>水に比較的弱い石です 退色の恐れがあります 超音波洗浄は出来ません

カリブの青い海そのままの天然石ラリマーです ペクトライトという呼び名もあります 「ラリマー」というのはドミニカ産の青いペクトライトの呼び名なのですが こちらのほうが馴染みが深くなってしまいました ペクトライトには他にもピンクや黄色など種類があります 「ラリマール larimar」というのが現地での呼び名ですが これは発見された現地の宝石商の愛娘「ラリ」とスペイン語で「海」を意味する「マール」の造語であるとされています 比較的新しい石です 

ヘマタイト (hematite) 

<硬度> 5〜6・5

<産地> イギリス イタリア ブラジル など

<お取り扱いの注意点> 傷が付きやすいので注意してください

黒味がかった銀色の輝きがきれいな天然石です ギリシア語の「血」を意味する「hema」から付けられた名前です  なぜ黒い石なのに「血」なのかというと 昔は絵を描く顔料として使われていたそうなのですが この石の結晶をつぶすと以外にも赤くなるそうです そのため「血」に由来した名前がつけられたといわれています また その特徴から「ブラッド・ストーン」と呼ばれていたこともあるそうです 

ペリドット (peridot)

<硬度> 6.5〜7

<産地> アメリカ 中国 ミャンマー など

<お取り扱いの注意点>塩分はあまりおすすめできません 汗なども付いてしまったらきれいにふき取ってください  超音波洗浄もさけてください

しっとりとした鮮やかなグリーンが目を引く天然石です 暗闇でも輝きを保つ性質、エメラルドにも似た輝きを持っている為 「イブニング・エメラルド」という呼び名で呼ばれていたこともあるそうです さらにさかのぼって中世あたりではペリドットをトパーズと勘違いされていた時代もあったそうです 鉱物学上では色合いがオリーブの実に似ていたことから ラテン語の「オリーブ oliva」から「オリビン」と呼ばれています このオリーブカラーは含有されているニッケル分や鉄元素によるものです